ハノイ大学(HANU)-語学留学

ハノイ大学 語学留学

ベトナム・ハノイで、ベトナム語学習のための短期留学をすることに決めました。
選んだ学校はハノイ大学。
いろいろなWebサイトを調べましたが良い情報がなかったため、私自身が経験したことや入学に必要な情報をこちらに載せます。

この記事は2025年時点での情報です。
情報は時間とともに変わりますので、参考までにお読みください。

目次

ハノイ大学ベトナム語学部はどんなところ?

ハノイ大学ベトナム語学部

ハノイ大学は、「Hà NộiUniversity」を略して「HANU」と書かれることが多いです。
大学の概要は以下。

ハノイ大学は1959年に設立された外国語大学を前身とする、ベトナムにおける外国語教育と研究の機関です。ベトナム関連分野では世界トップレベルの評価を得ており、多くのプログラムはベトナム語だけではなく英語で受けることができ、国際的な学習環境を提供している大学です。

授業形態

2025年5月現在、私が通っている学校です。
授業は月曜から金曜まで週5日。授業時間は午前と午後から選べます。授業時間は、私の参加している午後クラスは12:20-16:10(休憩は14:00-14:30)の約4時間です。

受講期間

ベトナムの大学時期は9月に新学期が始まり、7-8月が夏休みです。
ベトナム語学部短期留学コースの受講期間は、ベトナムの大学の時期に合わせて3月スタートと9月スタート。3月スタートの授業は学生の集まりによって変更があるかもしれませんので、確認が必要です。


授業料

私が支払った授業料は4ヶ月(2025年3-6月)で約20,000,000vnd(2025年5月現在で約11万円位)なので、1ヶ月3万円弱くらいです。

学費の支払いやビザ取得はご自分でやろうにも、現地の協力者が必要になるかと思います。
もし、協力が必要な場合は、私の友人を紹介しますのでコメント欄からご連絡ください。(友人に幾分か紹介料お支払いいただくことになるかとは思います🙏)

留学ビザ

短期留学のビザの取得については、学費支払い後に大学職員の方に手続きを手伝ってもらうことになります。
流れは、

STEP
学費支払い

ベトナムの銀行口座に送金する必要があります。

STEP
大学職員からベトナムのVISAを扱う省庁にVISA発行の許可書類を発行依頼
STEP
日本のベトナム大使館に電話にてVISA申請料金の確認

留学ビザの発行料は期間によって違うのですが、ベトナム大使館のホームページには記載がありません。
電話にて確認する必要があるのですが、日本の対応と違いかなりそっけなかったりまともに取り合ってくれなかったりしますが、何度でもしつこく電話をしましょう。大使館に遠慮する必要はありません。

https://vnembassy-jp.org/ja/%E3%83%93%E3%82%B6

STEP
留学VISA申込書・パスポート・申請費用・ベトナム発行のVISA発行許可証・返信用封筒をレターパックもしくは現金書留に入れて大使館へ郵送
STEP
郵送にてパスポートが返ってくる

私は一時大使館でパスポートを紛失されました😅
もし、大使館まで行ける距離の方は、直接大使館に行って申請することをお勧めします。

クラスについて

短期のベトナム語クラスは、クラスメイトの9割が中国人。残りの1割が、日本人とヨーロッパの方。クラスの人数は、約30名くらい。人数が多くなると、30名くらいのクラスに分割されます。

日本人の学生は、私のようなベトナムでビジネスを始めるためにベトナム語を学ぶ人、親がベトナム人だけど日本で育ったからベトナム語が完璧じゃないので学習している高校卒業したばかりの子、ハノイ大学で日本語教師のボランティアをしている方などが私の周りにはいます。

教育について

初級クラスは基本的に中国語と英語を媒介語として進んでいきます。ほとんどの教師が中国語と英語どちらも話し、最初は中国語での説明、次の英語での説明という形で進んでいきます。

英語か中国語、どちらかを話せなければこの学校でのベトナム語学習は難しいですが、英語のレベルはそこまで高くなくても問題ないかと思います。
時々、中国語の説明だけで英語の説明を忘れることがあるので、遠慮せずに英語での説明をプッシュする必要はあります。

週5日の授業、曜日固定で教師が変わり、5人の教師で1クラスを担当、その中の一人が担任の教師となります。ベトナム語の教師数は20人以上いるようです。

教育の質についてですが、日本語教師養成講座420時間修了し日本語教育能力検定合格、ベトナムで5年間の日本語教育経験がある私の個人的な感想ですが、
私が教えてもらった6名の先生のうち、第二言語としての言語習得課程までしっかり理解して丁寧に教えていると感じる先生が2人、専門的ではないかもしれないが頑張って教えてくれる先生が2人、全く専門的ではなく、しかも態度も悪いのが1人。
態度が悪い教師は、多分本人に自覚がなく、自分が今まで受けてきた教師からの指導(ベトナム流の教え方)をそのまま真似ているのだと思います。授業中は教室の端の教師席に座り足を組んで全く動かない。学生の個別性を考えずに学生の名前を覚えようともしないし「そこの女の子」みたいな指示の仕方をする。
まだ3課の授業のとき、授業の最後に時間が余ったようで、Webの経済記事をホワイトボードに映し出し、ひたすら皆に読ませていました。発音の練習であれば意味がわかりますが、「このような記事を理解するためにたくさん読みなさい。」と。。3課の学生に。
元語学の教師からみると、素人と同じレベルです。態度が悪い分、素人より悪い。

ネガティブな部分を書きましたが、最初に挙げた素晴らしい教師2人は、とてもわかり易く、かつ、学生のことを第一に考えて、寄り添って教えてくれる先生ですし、学校の対応も大きな問題はありません。

どこでもそうですが「当たりハズレがある」ということに尽きると思います。

授業内容は、3日で1課が終わり、次の課に進んでいきます。
最初に「文法」、次に「読み・書き」、最後に「聴解・発音」。教材はハノイ大学で用意しているテキストに沿って進んでいくのですが、いきなり未習語彙や未習の接続語(英語学習でなら「文法」として習うような接続)がバンバン出てきます💦
なので、予習・復習は必須。
可能であれば、留学前に自分なりにでもいいので一度ベトナム語を学習してから留学することをお勧めします。

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学生寮について

ハノイ大学には構内に寮があります。
他の学校の寮に比べると比較的清潔で、生活には問題ない程度の部屋です。

寮費は一人部屋で一ヶ月6,000,000vnd(33,000円程度:2025/5現在)。
学校外で新築ワンルームで6,000,000-7,000,000vndなので、寮で一人部屋で生活するのは現地の生活費と比較すると少し高めの設定ですが、日本の家賃と比べると圧倒的に安いです。

学生との交流

ハノイ大学には日本語学科もあり、毎週月曜日の夕方に日本語のサークル活動を行っています。
こちらに参加するとベトナム人の友人が簡単に見つかるかもしれません。

まとめ

ハノイ大学でのベトナム語学短期留学、一部気になる部分もありますが、全体的に見るとおすすめできる学校だと思います。

もし、この学校に通いたいけど学校側と連絡が取れないという方がいたら、コメント欄からご連絡下さい。

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